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クロちゃん

へこんだ時、だるかったり、やる気がでねーからって何もしたくない時、そんな時決まってクロちゃんが死んだ日のことを思い出す。

大好きやった猫のクロちゃん。ほんと好きやった。ラブ!だわ。
“クロ”って名前は毛が黒色やったから。





5年前、原因不明の病気で死んでまった。
一晩中とても苦しそうにミャーミャー鳴いてた。
「もっと生きたい。助けて。生きたいよ。」って言ってたんやと思う。必死で生きようとしていたクロちゃん。やけど、そんな思いとは裏腹に手足はすでに冷たく固まっていた。なんとかして温めてあげたくて、5月にも関わらずストーブひっぱり出してきて、クロちゃんの前に置いた。
手遅れだってことは知っていた。
クロちゃんの5体のうち4体はすでに死んでいた。生きているのは頭だけでただ考えるしかできなかった。
もっと色々やりたかったはず。虫とじゃれあって遊びたかったはず。もっと家ん中を走りまわりたかったはず。
でも、手足はもうクロちゃんの言うことを聞いてくれなかった。

AM4時34分、クロちゃんは息をひきとった。

自由に動きたくても動けなかったクロちゃん。
自由に動けるんやけど、動こうとしない自分。
これじゃクロちゃんに会わせる顔がない。

ただ考えるだけなら手足は死んでるのと一緒やと思う。
「クヨクヨ、ウジウジしてんじゃねーよ!お前、五体満足に生きてんやろ?だったら考えるだけやなくて行動しろよ! あっ!?ヤル気がでねーから何もしたくない!? あの時、俺の代わりにお前が死ねば良かったな。」 だなんてクロちゃんに怒られる。

クロちゃんには天国から笑顔で見守ってて欲しい。
だから “考える” だけの生活はおさらばした!!
悩むってことは生きてるっていう証拠やけど、生きてるんならやれることがもっとあるはず。
クロちゃんが教えてくれたこと、“生きている”ことの本当の意味。
by pixy-ryoya | 2005-12-24 01:11 | 思うこと


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